家は、仏教徒。
　幼稚園は、私立だったのに、無宗教。小・中・高と公立だったのに、何故か、私は、教会に通っていました。
短大も、アメリカの大学も、プロテストだったし、卒業してからも、時々、イグナチオ教会に通っている私としては、
信者さんが95%は占めるであろうツアーでも、楽しかったです。
　皆さん、ありがとうございました。
　さて、ルルドです。
　たしか小学生の時に、日曜学校で、ルルドの話を聞いて、ぜひぜひ行ってみたいと思っていました。
今までどれだけルルド関係の本を読んだことか。
　夢の場所だっただけに、なかなか行くタイミングをつかめずに、そのうちと思っていたら、今年150周年と聞いて、
迷わず、申し込んでしまいました。
　あとで、聞いたら、私が申し込み第1号と知って、笑ってしまいました。
　夢のルルドは、素晴らしかったです。
　本来なら、日本語のミサがない場所でのミサ。
　聖域だけでなく、ルルト゜にいる人々の暖かさ。
　西洋に住んだり、友達のいる私としては、とても不思議な感覚でした。　
　人が人を思いやる。
　当たり前であろう事が、なかなか有り得ない現代。
ルルドでは、それが多々、あって、そこにいるという事が、とても嬉しくなりました。
　初日、沐浴にチャレンジしたのですが、人数の関係で、断られてしまい、とてもがっかりしました。
　翌日、グロットでのミサの後、即効で、並んで、いよいよ沐浴の順番に並ぶという時に、
いきなり、そこで祈っていたボランティアのとてもたくましい女性に呼び出されました。
　何事かと思って、びくびくしたのですが、「あなたの国の言葉で、お祈りを捧げてください。」て
言われ、とてもびっくりしました。
　ちょうどお隣にシスターがいらしたので、シスターにお願いして、日本語の美しいお祈りを聞きながら、
落ち着いた気分で、沐浴を待つことができました。　
　これも神様からのプレゼントかもしれませんね。
　沐浴は、本当にあっという間で、あっという間に乾いてしまって、びっくりしました。
　奇跡が起きたかどうかと聞かれたら、20年前に行って、嫌いになったフランスと、
フランス人が、そうでなくなったことです^^;;
　ヌヴェールでは、あまり時間がなくて、残念でしたが、フランス嫌いがなくなったので、
また、行ってみようと思っています。
　修道院でのお食事もおいしくて、シスターもボランティアの方達も、とてもユーモアがあり、
暖かくて、とても心地よい時間をすごすことができました。
　私は、ほぼ毎月1回、海外に行っていますし、小さい頃から、海外に行っているのですが、
こんなに安心できた場所は、初めてでした。
　とてもよい経験ができて、本当によかったです。
　どうもありがとうございました。

先日は、ルルドの旅で大変お世話になりました。
とても素敵な思い出ができました。ありがとうございました。
長年の思いがやっと叶えられて大変光栄でした。
ルルド滞在は初めてなのに、なぜだか懐かしい感じが致しました。
まるで自分の故郷に帰ってきたような感じがして、今までの人生で、疲れた心と体が優しく癒されました。
帰国後は、家族・友達から「顔つきが変わったね。たくさんお恵みを頂いたんだね。癒されたんだね。」「何か、洗い流されたようだね。
スッキリした顔をしているよ。」と言われました。これも、ルルドでの沐浴のお陰でしょうか？？
現地のスタッフの方々、ご一緒させて頂いた神父様初め、シスター・教会の方々に温かく接して頂き、本当に心に残る素敵な旅になりました。
有難うございました。
また、いつか行きたいです。

初めてのヨーロッパ巡礼　地図、勿論聖書で少し勉強をしていきましたが、頭の中では一杯です。ルルド〜サンティアゴ〜ファティマは見ての通り文化、建築技術、町並み、ファティマの修道院などは、私達の日常の信仰に直接結びつけばいいなぁと感じました。それゆえ心が打たれました。その中でも私が一番心に打たれたことは、ルルドの泉でございます。身体の御不自由な人、車椅子の方、全ての方々は全身全霊で祈っています。マリア様の現れたところで、奇跡的に回復を願っての祈りです。巡礼後毎週のミサの中でマリア様の聖歌をよく唄います。その度に私は涙。何でかしらと思っている人達も多いです。これは巡礼に参加した人達でないとわからないと思います。どうぞ皆様一度はルルドの巡礼に参加してみて下さい。母親の私には心が痛む程多くの恵みを戴きました。御一緒していただいた信心深い方々に心より感謝申し上げます。最後になりました。スタッフの皆様本当に感謝と共に深謝申し上げます。これからも私達をお導き下さいませ。心温かい巡礼にﾞありがとうﾞ感謝と祈りのうちに。

　　†　　シャローム（私の巡礼）
五月のルルド巡礼から早くも一ヶ月が過ぎ　皆様には　それぞれの日常の中に御活躍のことと存じ上げます。日本列島も梅雨一色となり　恵みのはずの雨が被害を及ぼしたり・・ご当地は大丈夫でございますでしょうか　またその後の旅のお疲れはございませんでしょうか　ちなみに私は帰国後ずーと風邪がなかなか抜けず迫り来る老いを感じているこの頃でございます　中部国際空港からご出発の皆様には　この度深いご縁を頂きましたこと　おひとりお一人のお顔を懐かしい写真を眺めながら有難く味わっております。　　
この度は私の油断　不注意からとんでもないハプニングを巻き起こしその後の楽しいはずの巡礼の旅に暗い影を落としてしまい　心より深くお詫び申し上げます。そして共に心を痛めお支え下さいました事を御礼申し上げます　また旅先での限られている予算の中から貴重な善意を沢山戴きましたことも深く御礼申し上げます　お蔭様で日本で待つ家族に手土産も持ち帰ることも出来ました
あのルルド二日目の我が身に降りかかった出来事は自分の愚かしさから起きたとはいえ　その全ての事柄が尊い神の計らいに包まれ　巡礼に相応しいものであったことを今更ながら有難く思い起こしております　皆様に多大なご迷惑とご心配をお掛け致したことを除けばですが・・・
肩からしっかりと掛けていたショルダーバッグから　この世の全ての大切なもの（パスポート　現金　カード　保険証など）が紛失している事に気付いたその瞬間・・まさに青天の霹靂・・パニック状態に・・・
前夜の聖域をびっしりと埋め尽くしたロウソク行列・・ルルドの夜の圧巻！
添乗員Kさん　S神父様の計らいで　ロザリオ大聖堂を背に立っての私達自身の日本語の祈りが　その聖域いっぱいに広がった貴重な至福の一時
ルルド二日目のベルナデッタ洗礼ゆかりのサクレ・クール教会　天を突き抜けるような柔らかな光り溢れる祭壇でのS神父様司式による御ミサ　天国についての不思議なメッセージが天啓のように確かに心に響いたのです。天国があるという事を人々に伝え理解してもらうためには・・・残された人（私）のその後の生き方によって証明される・・・と。。。。。。。
そのあとベルナデッタが初聖体を受けたというホスピス　次に訪れたカショー・・
暗く狭い牢獄で極貧の中　ベルナデッタ一家が一年間過ごした所　この時期にベルナデッタはあのグルットでマリア様のご出現に出会ったという・・私はHさんの説明書朗読の声を背に、しきりとベルナデッタはここでご飯の支度や顔を洗ったりしたのかしらん・・・と４０〜５０センチの石板の水屋をなでていました
午後からの二度目の沐浴は一日目のその感動とは大きく違うものでした　何故か涙が頬を伝い　霊水の冷たさに心を清められるような　日頃はさぼりっぱなしのロザリオの祈りが涙とともに自然に口からこぼれ　聖霊による新しい命を頂いたような衝動にかられ・・ルルドの癒しはこんなかたちで私にも現れたのです
三時からはS神父様たちとの十字架の道行き。その山道には等身大の彫刻でイエスさまの御受難が表現されて　聖地ならではの心に迫る痛むばかりの場面のひとつ一つ　祈りながらも　今しかチャンスはないからとシャッターを押し続けながら・・イエス様の目にはそんなわたしはどのようにうつったのでしょうか・・・
今日全ての行程は終り　ここからは自由時間　いよいよ大好きな買い物タイム　さあMさん！今度こそ日本へのお土産を買い求めましょうよ　心浮きだつ間もなく・・・・・・・・・ここで今回の大きな出来事に気付いたのです・・・・無い！無い！どこにも無い！この巡礼でなくては困る全てが無い！あれほどまでに恵みと隣り合わせだった前半の巡礼の喜びは一瞬にして消え去ってしまいました
添乗員Kさんは勿論のこと　現地修道院で一時合流したコムユニティワールドのMさん　現地ガイドのSさんの存在もこの悪夢のような出来事が好転するための大きな支えとなって下さいました　土日にかかる渡航書発行は困難であること、そうなればこのツアーの皆さんとは　私は共に日本に帰ることはできなくなるとのことでした。そのためには明朝早い内に一人でルルドを出発して、パリの日本大使館に行かないとならないことも　日本語も流暢なＳさんは私達に解りやすく説明してくださいました。Kさんはすぐさまパリの日本大使館に連絡、皆さんより一足早いパリ行きが決まりました。Mさんはさすが落ち着いておられ、失意の私にたたみ掛けるように仰いました・・・「ここは聖地ルルド、聖母マリア様はベルナデッタにお現れになり・・罪人の回心のために祈って下さい。そしてその苦しみを捧げて下さいとお告げになったところなのです。それはベルナデッタにだけ伝えたのではなく、ここを訪れる巡礼者にもお願いしてることなんです、だからあなたも課せられた一人なのです」と。このMさんの言葉は砂地に水がしみ込むように腑に落ち心が静められていくのでした
・・・そうだわ・・・巡礼だもの・・・この事柄は受け入れなくては・・・
急いでルルドの警察署に。Kさんがピッタリと付き添いサポートして下さり　なんと心強いことでしょうか・・
そんな最中でもKさんのフランス語の巧みさに　改めてただただ感心するばかりでした。証明書が出来、修道院に帰った時にはすでに夜八時を廻り、MさんとSさんが翌朝のルルド発パリ行きの切符を準備して待っていてくださいました。・・私の為に皆さんも尽力下さってるんだわ　落ち着かなくては・・・パリ駅では、到着ホームに日本人のSさんという女性の方が現地ガイドとして待機して下さるという・・なんと有難いことばかり・・・また今回の巡礼では携帯をグローバル携帯に買い換えていたこともあらかじめ定められていたご計画だったのでしょうか　事件発生に気付いてすぐさま日本の主人と娘に連絡、カード差し止めの手続きをおねがいしました。時差があることはすっかり忘れ　日本はまだ深夜というのに・・しかし二人からの言葉は叱るのではなく意外にも「命があってよかったじゃない・・それにS神父様もご一緒だから大丈夫・・こうなったら、物欲から離れた真実の巡礼をしてきなさい・・・」日頃は見落としていた家族の優しさが傷口に沁みてきます・・
同室のMさんが寝言で呻吟めいた声を・・・私のこの出来事にどれだけ言葉にならないつらい思いを共に受けとめて下さってることか・・皆さんの巡礼を台無しにした己の不甲斐なさ、そして悔しさにその夜はまんじりともせず夜が明けました。
十六日早朝
ルルドの駅にはKさんが笑顔の裏に疲労困憊の面持ちでお見送りに・・この盗難事故での痛みを、私の変わりに添乗員として一心にKさんが行き受けて下さってるようです
ここから独り・・・無事にパリでSさんに会えなかったらどうしよう・・いいえ・・きっと大丈夫！
あの子の時（亡くなった）を思えばなんだって越えられるわ・・全てを信じて委ねるときだわ・・・
雨上がりの車窓から限りなく広がる新緑の田園風景は、どこか遠い故郷秋田を思わせ心が癒されていたのかも知れません
そうだ！・・昨日は木曜日・・そして今日は金曜日・・明日は土曜日・・明日は復活だわ！なんと私はイエス様の聖木曜の・・そして十字架のイエス様のことをやっと思い出せたのです
独りではない・・・しっかりと私は背負われている・・イエス様に。
今頃きっとS神父様もマリア様のグロットでお祈りして下さってることだろう
わたしの今回のオプショナルは日本大使館だったんだわ・・
暗闇の中での神からの不思議な光りが・・・
パウロの言葉が浮かんだ
望みのないときに　望みを抱いて信じ・・・
わたしは　弱っているときこそ　強い・・・
心が軽くなると　次第に空回りしていた思いがまとまり不安も薄らぎました
一四時　一〇分遅れてパリに到着、ホームには笑顔とねぎらいの言葉でSさんがしっかりと私のネームプレートを片手に待っていて下さいました
・ ・あ〜何も案ずることはない・・全ては神が計らって下さるんだわ！・・
Sさんはあわれな子羊を迎える準備をなさっていた様でしたが　予想以上に明るい私に戸惑いすら感じてらっしゃるようでした
全て手続きを終え大使館を出るときに、折角のオプショナル日本大使館ですから　写真を一枚撮らして下さいとお願いしましたら、さすが館内は撮影禁止のため　大使館前でパチリ一枚！
皆さんと合流予定のメルキュールホテルには夕刻に到着したとたん　緊張から解放された安堵感からか　一時間ほど倒れるように眠ってしまいました
その夜ホテルエントランスで、バスから降りてきた皆様のおひとりお一人のなんと優しく暖かな笑顔・・・一日ぶりは千日のごとく　懐かしく　嬉しくて　ホッと胸をなでおろした再会の喜びは生涯忘れられません
その翌日のヌベール愛徳修道会
ベルナデッタが今もそのお姿で眠るところ・・その心の中に　神へのゆるぎない信仰　聖母マリア様への信頼があればこそ　この世の不幸を一心に背負われたベルナデッタ・・そのお顔は今でも透き通るまでの神々しさ　
・ ・私のためにも取りなして下さい・・と祈るわたしは余程の欲張りでしょうか
こうして皆さんと共に当たり前にお祈りできていること　もしかしたら今回の出来事が一日ズレテいれば　私はこのヌベールの地には来れなかったでしょう・・・広い庭園を散策し　聖ヨゼフ小聖堂にベルナデッタを偲び　ベルナデッタが白い聖堂と呼び「罪人の私を憐れんで下さい・・」といいながら息を引き取られた聖十字架病室での御ミサでは、皆様からと同様に　聖ベルナデッタにも護られていたことに今更ながら気付かされた私でした
十八日巡礼最終日
メルキュールホテルでの朝食時　Hさんはじめ皆様からの「義援金」をS神父様が手渡してくださいました　その思いがけない展開に　自分でも驚くほどに堪えていた涙が堰を切ったかのように溢れ・・・愚かさ故に　予想だにしない苦しみをいつも体験するわたし　しかしその度に神の愛が溢れんばかりに与えられてきました
盗難にあったその当日の夜　パリへ一人発つことが決まった私の手に、二日目の沐浴をご一緒に体験されたSさんが　そっと日本円を握らしてくださいました・・「私にも天国に宝を積ませてほしいの・・・」と。私に負担にならないための謙遜な優しさに思わずむねが詰まった・・そしてKさんMさんからも沢山の助けをお借り出来て・・・無一文のわたしはただただ有難さに胸がいっぱいでした
巡礼日最後のパリ
ノートル・ダム大聖堂の朝のミサへ
マリア様に捧げられたこの聖堂は「ノートル・ダムのせむし男」の映画で観たぐらいの知識しかないわたし　セーヌ川と一体化しどっしりと荘厳な大聖堂・・びっしりと刻み込まれている彫刻　そして美しいステンドグラスの数々　透き通るような天使の歌声のアレルヤ唱・・神秘に包まれ　この巡礼の日々が　戴いた恵みの数々が　走馬灯のように甦り　涙が止めどもなく流れて祈りにならないほどでした
みえない神からの沢山の見える印をいただいたことに、ひたすらに感謝意外のなにもございません　この世の大切な物を全て失い　この罪人のわたしは　貧しく乏しく小さくなりました　そして短い間でしたが深い孤独も味わい　痛まなければ知り得ない貴重な神の計らい・・その時その時に相応しい皆さまの暖かな祈りと行いに支えられ　豊かな神の愛に包まれていることを知ることが出来たのです　やはり無駄なものはなに一つ無く　全ては神の大きな御手の中に・・・・失った物は戻りませんが　傷害保険手続きも終り　カードも今のところ被害も無いようで　どうにか平常に戻りつつあり　今回の私のルルド巡礼もここで漸く終りのようです　神はこの世の「名演出家」わたしたちひとり独りはそのキャストですね
ルルドの霊水を重いのに汲んできてくださったS神父様やMさん達のお陰で多くの病気の方々に差し上げることが出来る幸いを今味合わせていただいております
この巡礼の想い出を綴ればまだ限りなくございますが・・・その都度書き留めたメモの一部をつなぎ合わせ・・教養も文才もないこの拙文しかも長文は　恥をさらすようなものでしたが　わたしなりのちいさな信仰体験を語ることで　どうしても皆様への御礼に代えさせて頂きたく　わたしのオプションをまとめさせていただきました　最後までお読み下さいましたこと　深く感謝いたします
次回は是非にも　S神父様の宗像黙想の家でのツアー企画を計画できたらと　心楽しみにしております
祈りのうちに・・・

随時掲載させていただきます。