2014年春の巡礼・参加者の声

ルルド・ヌヴェール・モンサンミッシェルとリジュへの旅
フランス・スペイン聖地巡礼の旅
2014サンチャゴ巡礼の旅
期間:2014年5月19日(月)−29日(木)

 



2014サンチャゴ巡礼の旅に参加して                                                             五十嵐 櫻

京都で生まれた私は、両親が聖公会(プロテスタントよりカトリック寄りの会)であったため京都復活教会と幼稚園に通いました。
クリスマスには聖劇で天使ガブリエルとして羊飼いにキリスト誕生を知らせる役を演じました。
五歳の時でしたが、八十歳になった今でもそのセリフを憶えています。
「怖るな、見よ、このたび一般に及ぶべき大いなる喜びの訪れをわれ汝らに告ぐ今日ダビデの村にて主イエス生まれ給えり。馬ぶね包まれ伏し居る嬰児を見ん。
これそのしるしなり」ところが教会の牧師は昭和十五年急にアメリカへ帰られ、翌十六年太平洋戦争が始まったのです。
私はその年、国民学校となった小学一年生でしたが、敵国、米英の宗教、キリスト教は、禁じられ、教師の「みんなが一番尊敬しているのは誰?」との質問に皆
「天皇陛下!」と答えたのに、私だけ「イエスさま!」と言って、嫌な顔をされたのを憶えています。
その後成人となってから、尊敬する尾崎正明様のいらっしゃる垂水教会で、和代夫人に代母を勤めていただいて、洗礼を受けました。
此度初めてカトリックの巡礼旅行に参加させていただき、神父様始めカトリックの方々の優しさに、参加してよかったとしみじみ思っています。
実は私は四年前に転んで右脚大腿骨付け根を折り、未だに杖が必要なので参加を迷っていたのですが、春名神父様が「バスで巡るから大丈夫」と誘って下さり、
思い切って参加した訳ですが、歩かねばならないところも多く、皆様のご親切のおかげで参加させていただけました。
スペインのモラレス神父は車椅子を借りて、車椅子は生まれて初めての私を乗せて坂道も押して歩いて下さり、金神父は私の手を引いて歩いて下さり、また大赦さんは
「金神父はミサでお忙しいから」と代わりを勤めて下さいました。
五月の日本では考えられない程寒かったフランス、スペイン、ポルトガルでは、ホテル同室の杉山さんがベッドに毛布を掛けて下さったり、
ご自分の肌着を貸して下さったり…どの方も「櫻さん、櫻さん」と親切にして下さり、とても佳い巡礼が出来ました。神に感謝。

 ○旅行中に作った俳句です。

 風薫る耶蘇(やそ)の巡礼杖曳きて        櫻
 新樹晴神父車椅子押しくれし           櫻
 新緑や白きマリア像岩窟に            櫻
 金雀枝(えにしだ)の黄を縫ひ巡るバスの旅   櫻


ルルド・ヌヴェール・モンサンミッシェルとリジュへの旅の感想文                                         吉田顕朋 記

貴社の巡礼ツアーに平井さんによりお誘いがありましたお蔭で素晴らしい巡礼ツアー になり家内ともども大変喜んでおります。また素晴らしいスタッフの方々との出会いが
あり感謝しています。特に参加された方々との一体感があり元気で無事に帰国できましたのがうれしいです。
姪の松岡が東京から、参加してくれたのもうれしかったです。

1. 全般感想:とても盛りだくさんの聖地巡礼をバスで約2800km近く走破した のは、人生で初めての素晴らしい巡礼になりました。特に運転手の クリスチャンがとても温厚な方で45年運転歴の方でこれから45年 運転手をすると言っておられ、巡礼中皆安心でした。また冗談に「天国でどんな仕事をするつもりですか」と聞きますと、「天国ではトラックの運転手をしたい」とユモーアーたっぷりに言われ、皆で爆笑でした。いつも笑顔で優しい、敬虔なクリスチャンのシリルさんの素晴らしい名ガイドがあったので感謝と歓喜のうちに巡礼が成功に導かれたと言って過言ではないと思います。改めて貴社が素晴らしいスタッフをそろえておられるのに敬意を表します。ありがとうございました。

2. 聖地巡礼:行くチャンスの少ない聖地リジュー、ポンマン、ベズレーを訪問できた ことは皆、喜んでおります。ヌベールとベズレーは各一泊できればさらに良かったと思います。ポンマンはとても巡礼地が昔の儘でとても感動しました。良かったです。またいつかルルドは3泊、ヌベール一1泊、ベズレー1泊の巡礼企画があればよりゆっくりした巡礼がきるように思います。

3. パリ空港でのトランジット:たまたま5時間もの長いトランジットでしたが、 15名ぐらいなら、次回は2時間位のパリ以外の国からツルーズ空港に 入れば、ホテルでもう少しゆっくりできるのではないでしょうか。

4. バスでの移動: 広大な農業国を実体験できたのも大きな収穫でしたが、 できればボルドー、ナント経由モンサンミッチェルへはルルド、ヌベール 経由か新幹線を利用すれば、また新しい巡礼体験になるかもしれません。 今回はちょっと強行軍の感じがしました。

5. 宿泊施設:修道院泊とても良かったです。他ももう少し修道院で泊まりたかった ようです。リジュー、ヌベール、ベズレーでの修道院宿泊を希望します。
ほかのホテルも快適でシスターのおもてなしがとてもよかったと思います。

6. 食事: とてもフランス料理の代表的なもの、鴨の肉、ペースト、ヌーベルの修道院 での100%の牛肉ハンバーグ、パリのレストランでのエスカルゴ等良く考えてレストランを選ばれておられたように思いました。道中のフランスレストランそのものも良かったです。ルルドの修道院の料理がとてもヘルシーな自然食で美味しかったです。

7. 現地ミサ: すべて最高の場所で司式されとても感動し神に感謝でした。特にモン サンミッシェルでの修道院でも荘厳なミサに感謝でした。奥村神父さまは このミサとルルドの国際ミサへの参加とご聖体奉仕をされてとても カトリックの世界普遍の表れを感じました。またルルドでの高山右近列福祈願ミサがアンリー神父様と4名の同行神父様の共同司式で執り行われとても荘厳でした。強いて言えば国際ミサとローソク行列には日本の旗とか高山右近のバーナーをもって参加したかったです。次回にできる様にご検討を提案します。

8. 現地バシリカ・教会での日本語ミサ:なかなか許可されないと思われる巡礼地での バシリカ・聖堂での日本ごミサは感謝・感謝でした。今後も継続を提案します。

9. お土産の買い物:シルリさんが良く時間を配慮されており、お土産の買い物も楽しめ ました。またバシリカの見学黙想も楽しめました。感謝です。

10.パスポートなどの忘れ物:シルリさんのユーモアーたっぷりの警告でどなたも フランスに大事なものを寄付することなく帰国できました。感謝です。
またバスの乗り降り、ホテルのチェックイン。チェックアウトの際には 細かい心遣いで急がさずゆっくりとガイドされていたので、いつも リラックスして行動できました。感謝・感謝でした。
11.パリ観光:ポンマンからの帰りにパリのホテルのチェックイン前にパリの 市内観光を急遽アレンジされて、エッフェル塔、凱旋門、コンコルド 広場、シャンゼリーゼ通?をご案内いただき巡礼ツアーに花を添えて いただきました。本当にありがとうございました。  


 

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