ルルド・ヌヴェール巡礼 
7月12日(水)〜7月18日(日)の7日間のルルド巡礼…関空〜パリ(ルルド・ヌヴェールへの旅)
中野(宝塚教会)仙波・下川・谷村夫妻(古賀教会)の5名の巡礼団
ルルド・ヌヴェール巡礼へ
兵庫からの中野さんとコムユニティ代表の松村氏と関空4階(国際線出発ロビー)で落合い、パリの現地スタッフに会うまでの指導を受けエアーフランスの機上の人となりました。5人共ドゴール空港は初めてなのでちょっと心配でしたが、案内図も頂き準備OKでした。機内では昼食後窓等が閉められ眠る状態になり、パリ着前に夕食が出て、13時間の直行時間は途中少し揺れましたが下界の眺めなどを楽しみました。ドゴール空港では入国審査、手荷物、スタッフの鈴木さんとスムースに進み、後は待たせてあったジャンボタクシーに乗りパリのホテルへ…愛想のよいフランス人の運転手さんは翌日もモンマルトル駅まで運んでくれました。TGV(フランス新幹線)でルルドへ…ケースは車両の入口の荷物置き場に、荷物は最小限でよいと思いました。ルルドの街にある修道院に着き、シスター達がやさしく迎えてくれました。
近くのベルナデッタが洗礼を受けた小教区の教会でミサにあずかりご聖体を受けました。修道院で夕食をすませ、聖域の前庭の9時からのローソク行に参加しました。各国の言葉で祈られる先唱や聖歌、ホロのついた手押し車に乗った病人それに付きそう奉仕者の方々、続く世界各国からの参列者の異なった言葉ですが、同じリズムとメロディの賛美と祈りが続くその多さにびっくりし、神の国を望む和やかさに癒しと平和を祈りました。



ローソク行列

御出現の洞窟
14日朝食をすませ聖域に急ぎ、何処かの司教ミサがあっているご出現の洞窟を過ぎ、沐浴場の列に並びました。
各国語でロザリオや賛美の歌を唱和しながら順番を待ちます。
奥にカーテンがついた部屋が幾つも並んでいて、青い服に白いエプロンの奉仕者の方が更衣室や沐浴のお世話をして下さいます。フランス語が話せないので質問が出来なく困りましたが、衣服を全部脱いでマントとバスタオルで身体を被いながら完全に聖なる水につかります。その冷たさと淨らかさは一瞬の出来事です。マリア様に接吻し祈りながら行われます。後は身体を拭くことなく奉仕者の方がやさしく手伝ってくれて服を着ます。不思議なことに拭かないでもすぐ乾きすっきりしています。望んで叶えられたルルドの沐浴でしたので、感激でした。

グロット(出現の洞窟)横に、80センチ位いの長いローソクの奉献場所があり、教会の為に働いて闘病生活にある教会の兄弟達の回復の為に、又家族の霊性への導きと健康の為に祈りを捧げました。 3つの大聖堂の中を見学し、外の等身大の十字架の道行きの場所(小さな山)に行き、等身大の金色に輝く諸像の立派な佇まいに各留の黙想も深められます。聖ベルナデッタの在りし日の住まいや使っていた道具、ご出現の頃に住まれていた家(かしょう)等、苦労の日々が偲ばれました。
 7月14日はフランス建国記念日の夜にあたり、泊まった修道院のすぐ近くの公園でバンド演奏があり、夜中まで盛大な花火が上がり人々が祝いました。
ルルド駅から又TGVに乗ってパリへ戻りました。車窓から見える麦田やひまわり畑、とうもろこし畑などフランスの平野を眺めることが出来、向かい側に座った5才と9才の子と仲良しになりました。男の子は恐竜の玩具と絵本で谷村に無邪気に話しかけ、女の子は"旅の指さし会話帖(フランス語)"とお絵描きで私と話しこどもでも自分の意見を述べのびのびとしていました。地域の人々の生活や風物が見え旅の面白さを感じました。パリの同じホテル・ホリデインに戻り泊りました。
16日(日曜)オプショナルツアーヌヴェール巡礼へ…ホテルで軽い朝食をとり、早朝リヨン駅よりヌヴェールへ、ベルナデッタがシスターとして入会し、今もその聖堂に眠っていらっしゃる愛徳修道会本部へ向かいました。駅から坂を登って行くと美しい修道院に着きました。少し遅れましたがどうにかミサに間に合いご聖体拝領が出来ました。司祭同行でない私達巡礼団にとっては何よりの幸せでした。フランス語のミサでも順序はじで"平和の挨拶'のとろでは周りの方々が握手をして迎えて下さり喜びを感じました。それから日本人のシスター河田にお会いしました。外国で日本の方にお会い出来るのは何より嬉しいことです。シスターの説で、同会の目標と世界における活動やベルナデッタの短い中での奉献の生涯などを、透視で視ながら考えていけるように創られた素晴しい閲覧室を通って、聖堂の祭壇右側内陣のガラスの中に永眠されているベルナデッタ様のすぐ側まで近づき祈ることができました。汚れのない安らかな美しさを感じました。じっと見ていると私迄浄められるように思いました。聖堂の後部にカップ型のローソクが奉献されていましたので、皆も奉献しました。修道院の中のベルナデッタの部屋やベット、病める人や助けを求める人々を助けることに心を尽くされたベルナデッタの心を継いで下さいとの説明があり、もう日本にはお帰りになられないと云われる喜寿を迎えられたきれいなシスター河田のご健康をお祈りしいつまでも日本の巡礼者をよろしくと…………聖ベルナデッタに分かれを告げヌヴェール・サンジルダール修道院をあとにしました。


ヌベール愛徳修道会本部廊下で
シスター河田と共に (右から2番目)


サンジルダール修道院
帰途の列車は冷房が故障して大変な暑さにあったり、沿線には焼き物の名所や原子力発電所が見えたりでしたがリヨン駅に帰り着きました。
巡礼の企画外でしたが、折角パリに来たのだからとスタッフの鈴木さんに案を練って貰い、凱旋門・シャンゼリゼ通り・ライトアップされたエッフェル塔・ノートルダム寺院などを少しづつ観ることができ、美術館やオペラ座など空港へゆくタクシーの中から見ることができました。
 ドゴール空港ではお世話になった現地スタッフに見送られチェックインで待合い室に入りました。売店で紅玉のような小さな昔ながらの美味しい
リンゴを求め、帰りの機内で美味しいねと改良されてない自然の食物が大切にされているフランスは立派だと感心しました。
7月18日(火)朝、機中1泊、お陰様で皆元気に、ルルドのお水をおみやげに関空に降り立ちました。宝塚へ帰る中野さんと分かれて福岡古賀グループは福岡空港行に乗り無事帰宅し、持ち帰った"お水"を病人方に届け喜ばれました。ルルド巡礼センターを始め、周りの皆様のお祈りのおかげで具合も悪くならず無事巡礼を終えることが出来たことを感謝しました。


少人数の旅もなかなか良い巡礼旅行でした。まとまりやすく、動きやすい、又企画外のこともなりゆきにより叶えられます。現地までのスタッフなしの問題はあまり案じないでよいことも判りました。旅行費用は冬季は安く、夏季は高くなることを企画するときに考慮にいれるとよいでしょう
福岡教区 古賀教会  谷村 武子
TEL:0728-63-6667 FAX:0728-63-6668 E-mail:lourdes@com-unity.co.jp http://www.cybersuds.co.jp/ge/lourdes
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Com-unity 13-5 Kitade-cho Shijounawate-city OSAKA JAPAN
Produced by Lourdes Pilgrimage Center 2006 AUG