プロフィール
枚方市岡山手町11-25
丸本正雄
Masao Marumoto
50数年前の戦争も終わりの頃、私は旧制中学1年生12歳であった、米軍の空襲によって家族はバラバラになり、母と妹2人は未だに行方が分からない。その後は、爆弾の下を逃げ回る毎日であった。 死体の山を何十回と見て、蠅やウジ虫の這い回る腐った死体を持ち上げたりして母や妹を探した。が、結局、無駄であった。残った父もその後すぐ死んだ。 それ以降私の人生観はすっかり変わった。 (1)「死」と言う事をどのように理解すればよいのか? (2)物であれ、人間であれ、総てのものに執着心を持たないようにしようと思った。 (3)この世のものには総て終わりがあり、消え失せるものである。たった12歳でこ のような人生観を持った。
この人生観のお陰で「家族が無い」と言う苦しみから私は解放された。 人間というものにも、あまり深い関わりを出来るだけ持たない方が良いし、物欲も無い方が人生はラクであると思った。 学校でもあまり勉強はしなかったが、何故かいつも試験を受けたら100点であり、こんな分かりきった事に拘束されて、勉強するのが馬鹿らしいと思い5年で中退した。 学歴で偉くなって何の意味があるのかと思い、そんな事が偉いと思っているヤツに「死なない方法」でも知っていれば、教えてもらえば良いと考えた。 | |